受験シーズンや夏期講習、冬期講習が始まると授業数が増えるため、塾弁が2個必要になります。学習体制を整え、快適に授業にのぞむためには、食事の時間も大切です。
そこで今回は昼食、夕食の2食分のお弁当を持って行く時の工夫や注意点についてまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
塾弁を二つ持って行くときの工夫
持って行くお弁当の数が増える時は、特に腐らないための管理法や対策が必要です。以下のチェックポイントを参考に準備してみてください。
保冷バッグと保冷剤を使って鮮度を保とう
夕食に食べる塾弁は、作ってからおよそ12時間ほど経過してしまいます。学校で食べるお弁当より、調理してからの時間が長くなってしまうため、食材が腐敗しやすくなります。
塾にはお弁当を保管しておく冷蔵庫はありません。食品の衛生を保つための工夫が必要です。
お弁当の雑菌の繁殖は、室温の場合、卵焼きでおよそ730倍、ご飯は1400倍も細菌が増加すると言われています。
保冷バッグを使用すると、室温で保管するよりはるかに細菌の増殖を抑えることが可能です。さらによりもっと効果を高めるために保冷剤を使用すると15℃~13℃の安定した温度を保つことができます。この2つを上手に使って食品の鮮度を保つ工夫をしましょう。
サーモス保冷ランチバッグ4L
サーモス 保冷ランチバッグ 4L ネイビー RDU-0043 NVY
サーモスの保冷ランチバッグは、4リットルと大容量なので、お弁当はもちろん水筒やサラダ、フルーツ類もたっぷり収納出来ます。
クッション性のある断熱材仕様で、食材の鮮度をしっかりキープします。内側には保冷剤を入れるメッシュポケットが付きです。素材も丈夫で自立し安定感があります。たっぷり収納出来るので安心です。
スヌーピー保冷剤・6連パック
アサヒ興洋 スヌーピー 保冷剤6連パック
お弁当にピッタリのサイズです。必要な分だけカットして使えます。何度も繰り返し使えて経済的です。
お弁当を腐らせない調理の3つのポイント
食品の傷みを防ぐには、3つのポイントがあります。
食中毒菌は75℃以上の高温で死滅すると言われています。揚げものや炒め物は傷みにくい調理方法です。
調理後は完全に冷ましてから、お弁当箱につめてください。炊きたてのご飯は一番冷めにくいので、最初にお皿に広げ冷ましておきましょう。
汁気のある煮物やカットした生野菜は、水気が多いので雑菌が増えやすいです。できるだけ水分を飛ばす調理法やメニュー選びに注意してください。
濃いめの味付けは食材を長持ちさせます。アクセントに生姜、カレー粉、酢、レモン、梅干しには防腐効果がありますので、ぜひお試しください。
おかずをかぶらないようにする
同じものをメニューを入れると子供達も飽きてしまうので、違った味付けや異なるおかずを入れましょう。
塾にこもったまま長時間机に向かって勉強するのも、子供達にとっては案外疲れを感じています。気分を入れ替え、気持ちよく次の授業に向かうためにも、リフレッシュや気分転換が必要です。
またお弁当は子供達にとってもお母さんの愛情を感じ、楽しみでもあります。2食分すべてのおかずを変えるのは大変であれば、メインメニューだけでもチェンジしてみましょう。
メニューに迷ったらレシピ本を参考に選んでみてください。
保温ジャーやスープジャーを先に食べる理由
寒くなると温かいお弁当箱の出番が増えます。保温弁当箱は便利ですが、作ってから食べるまでの時間が6時間以上経ってしまう場合は注意が必要です。
保温弁当箱やスープジャーの保温効果はおよそ6時間程度です。
6時間以上経つと、だんだん温度が下がり、雑菌が増え食べ物が傷み始めます。冷めてしまったスープやご飯を食べると、食中毒の原因になりかねないので避けてください。
保温弁当箱は作ってから6時間以内に食べるのがベストです。保温ジャーは夕食に持ち越さず、昼食に食べきるようにしましょう。
ちょうど良い大きさの300mlです。具材をさっと温めジャーに注ぐだけで、食べる頃には火が通っている「保温調理」が出来る優れものです。
飲み物の量も増やそう
子供は代謝が高く、体内の水分量が多いため、大人と変わらない水分量が必要といわれています。
冬でも暖房の部屋は乾燥し、のどが渇きます。体内水分が奪われるとのどが渇いたり、脱水症状をおこすので注意しましょう。
授業が午前から午後までと長いときこそ、こまめに水分補給をし大きめの水筒にたっぷり飲み物を持たせてください。
お箸・フォークも2つ分用意しよう
お弁当と同様、お箸も必ず2つ用意しましょう。1回のお弁当で、2つのお箸を準備するのを忘れがちですが、一度使ったお箸を再度使うのは、雑菌が増え不衛生なので避けましょう。
洗い物が増え面倒ですが、お箸やフォーク、スプーン等のカトラリーも食事後との数量を必ず入れるようにしてください。
塾弁2個持ちにおすすめの弁当箱
午前中から午後まで長く授業があり荷物が多い時は、お弁当箱もコンパクトで保冷効果があり傷みを防ぐ効果のあるものがおすすめです。
断熱構造の保冷ケースは、外気から守るので、傷みやすい季節も安心です。二段弁当ですが、食べ終わったら一つに重ねることが出来るので、かさばらず持ち運びがとてもラクです。
サーモス フレッシュランチボックス 0.8L ブラックボーダー
そのほかの子供用弁当箱のおすすめは、ぜひこちらをチェックしてみてください。
「手抜き」と言われない。塾弁を10分で作るには
メニューに悩まず手早く作るには、少しの工夫とコツがいります。ポイントをおさえれば難しくないので、ぜひトライしてみてください。
10分で簡単に作ることが出来るアイディアや多彩なメニューのご紹介は、こちらのページをぜひ参考にしてみてください。
お弁当2つ分の量はどれくらいか
夏期講習、冬期講習等で、長時間塾に滞在すると必然的に食事の回数が増えますが、塾弁が二つになるとかなり重量があります。水筒も増えるのでドリンクと合わせると総重量は3kgくらいになります。
お弁当が2つになるとカバンの中に収まりきれないこともあるので、サブバッグを用意しておくと朝の準備がスムーズです。お弁当が多い日は塾の滞在時間が長いので、保温効果の高い保冷バッグを使うと良いでしょう。
塾弁が2個必要なときの塾の日程
受験生になると夏期講習や冬期講習などで塾の授業が増えるため、塾弁を2つ必要になります。授業時間の流れは下記をチェックしてみてください。
夏期講習・冬期講習のタイムスケジュール
10:00~12:00 | 授業 |
12:00~13:00 | お昼ご飯 |
13:00~18:00 | 授業(※途中休憩あり) |
18:00~19:00 | 夜ご飯 |
19:00~22:00 | 授業 |
おおむねこのような流れですが、授業が押されてご飯を食べる休憩時間が短くなることもあります。
受験シーズンは特に慌ただしいので、食べる時間が短くなりがちです。さっと片手で食べられるおにぎりやサンドイッチもおすすめです。
お弁当の準備が間に合わないときには
忙しくお弁当の準備が間に合わない時には、出来たおかずやご飯を届けてくれる便利な宅配サービスを利用しましょう。
栄養のバランスを考えヘルシーな食事を自宅に届けてくれる「nosh – ナッシュ」は、メニュー豊富な中から好きなものを選べ、フレッシュなご飯を冷凍で届けてくれます。
環境に優しい紙素材容器に入っているので、そのまま電子レンジで温めて食べても、お弁当につめかえてもOKです。すぐに食べられるのでとても便利です。
公式サイト 「NOSH – ナッシュ」
お弁当にそのままつめられるので、簡単にレンチンすれば5分でお弁当が完成します。最安1食¥499とお得です。気になる糖質も30gに抑えられています。
まとめ
受験生は塾の授業が増える分、塾で過ごす時間が長く食事の回数も多くなります。お母さんも入試までサポートが大変ですが、体調を整え上手に乗り切っていきましょう。食事もお子さんに合ったスタイルや、お母さんが一番やりやすい方法をみつけてくださいね。